■間違いだらけの常識■

今、多くの女性が髪の悩みを抱えていますが、そもそも美しい髪を手にするための重要なヘアケアとはとってもシンプルなのです。

アレもコレも考える必要はありません。

美しい髪に必要なケアとは、

①水分たっぷりの髪を
②清潔にして
③栄養を与える

究極の話、必要なのはたったのこれだけです。
たったのこれだけなのに、なぜ「髪が気になる」と答える女性が後を絶たないのでしょうか?

それは、あなたがシャンプーで《②清潔にして》トリートメントで《③栄養を与える》ことに必死だからです。
最も大事な事が抜けています。

それは①の「水分」です。
水分が不足している髪に栄養を与えるのは早すぎます。

まずは《①水分たっぷりの髪に》してあげる。
これこそが、悩みを解決する上で重要なポイント。

そもそも髪の水分とは最高の状態で12%程度ですが、ダメージを重ねることで減少していきます。
たった12%と思われるかもしれませんが、これがとっても大事。
水分が、10%を切ると「ダメージ」となり髪がパサつき、ヘアスタイルがまとまりにくくなります。
髪のツヤはさっぱりなく「クセ」や「毛先」など様々な悩みを生み出して、5%を切ってしまうとプッツリ切れてしまうのです。

つまり、髪のダメージや悩みとは水分が大きく関係しています。

それでは、なぜ髪の水分が不足してしまうのでしょうか?

その理由がコーティング剤。

シャンプーやトリートメントに配合されるコーティング剤には素晴らしいメリットがあります。
一瞬にして「ツヤ」と「手触り感」をアップすることができるのです。
あなたがダメージヘアであっても、量をコントロールするだけで一瞬にして天使の輪が作れてしまいます。

そのため、使った直後に髪はしっとりしてサラサラになった気分になり、あなたは素晴らしい商品だと思って、またこの商品を買ってしまう。
確かに使った瞬間、指どおりが良くなれば「良い商品」だと思うのも無理はありません。

しかし、残念なことにコーティング剤はメリットだけではありません。

この薬品で髪を包むと、あなたの髪は呼吸ができずにカサカサになってしまうのです。
その上、「水」と「油」が反発しあうように、どんな保水成分もはじいてしまい潤いが排水溝に流れてしまいます。

これが、あなたの髪に水分が減り続けている理由。

コーティング剤をわかりやすく言えば「WAX」です。
りんごにWAXを塗れば、ツヤツヤしたきれいなりんごに変わりますよね。
でも、WAXをぬられたリンゴは、水をはじき、呼吸ができずに見る見るいたんでしまいます。

これが髪であれば、ドライヤーなどのダメージで失われた水分を補給することが難しい。
頭皮であれば、常に呼吸している毛穴をふさいでしまう恐れがあります。

これを続けていくことで、頭皮は呼吸ができず髪は枯れてしまいます。

「最初はサラサラだったのに、日増しに気になる」
その理由がこのコーティング剤にあるのです。

それではなぜ、このようなコーティング剤が広がったのでしょうか?
つまりこういうことです。
多くの方が「1回でサラサラになるシャンプーがいい商品」と考えています。
実際に、あなたも同じように考えていませんでしたか?
そのため、サラサラになるほど「売れる」商品となりコストも安いから、どうしても手触り成分を使わざるを得ないという現状があるのです。

また、単にコーティング剤をカットしただけのシャンプーでは石鹸で髪を洗うのと同じですから、シャンプー・トリートメント自体が高品質となり、最終的に高級スキンケアの金額になってしまうのです。

髪を包まないシャンプーが、ドラッグストアやスーパーに並ばない理由がここにあります。

多くの方が錯覚していますが、「髪がサラサラになった」と「髪自体が良くなった」はまったく別の話です。
今や大半の髪がヘアカラーやパーマで痛んでいるのに、手触り感で隠してばかりではいけません。

髪の悩みとは、コーティング剤を使い続ける限り解決することができないのです。

このコーティング剤が無くならない理由はもうひとつあります。
あなたがコーティングするシャンプーを毎日使っているとしましょう。
ある日、あなたはコーティング剤の入っていないシャンプーに変えてみました。
あなたがこのシャンプーで髪を洗うと、これまでについていたコーティング剤が一気に剥がれ落ちます。
すると何が出てくるか?
ボロボロで、やせ細ったあなたの髪です。

髪はパサパサな上、指どおりが悪い。
コーティング剤のことを知らないあなたは
「きゃああ!髪がパサパサになった!なんてひどいシャンプーなの!」
こう考えることでしょう。

いいえ。
ひどいのはシャンプーではありません。
そこに現れたのは、コーティング剤という化粧を落とした、すっぴんの髪。
ダメージを重ねて疲れた、あなた自身の髪なのです。

反対に、ある日コーティング剤を使用し始めるとしましょう。
すると、あなたはこう思います。
「たった1回で、髪がサラサラ。なんていいシャンプーなの!」

・・・・。
髪のダメージはしっかり残っていますよ。

シャンプー選びの難しさはここにあります。
一度使っただけでそのシャンプーの良さは分からない。

せめて1週間使いつづけないと、どんな商品なのか分からないのです。

特に、1回使っただけで目を見張る効果を実感したシャンプーには注意しましょう。

シャンプーとは髪を洗う物でしたが、現在ではシャンプーとはコーティング剤を洗い流す物として考える必要があります。
コーティング剤を洗い流せる唯一のアイテムが、コーティングしないシャンプーなのです。

ここまでが、シャンプー・リンス・トリートメント選びの基本となります。
この基本を理解する事で、あなたのシャンプーに対する目は、格段にレベルアップします。

これらの基本を踏まえると、「石鹸シャンプー」や「アミノ酸系シャンプー」といった分類が重要でないことが分かるようになりますね。
これらの分類は残念ながら選択基準にはなりません。
選択の際は、「コーティング剤は入っているのか?入っていないのか?」という点で判断してほしいのです。


髪美人を目指すにあたって、これまで話した点に気をつけてシャンプー選びをおこなうと、これまで星の数ほどあった商品をかなり絞ることができたでしょう。

間違った常識を上げだしたらきりがありませんが、最も重要なことをまとめると次の2点です。

●コーティング剤を意識する。
●1度使っただけで、目を見張る効果を感じたら気をつける。

この2点を知るだけでも、シャンプーの見方はガラリと変わるでしょう。
最もいけないシャンプー選びは「洗った時の手触り」で判断すること。
どうぞ、お気をつけください。




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